第10回小濱宿祭り



4月6日第10回小濱宿祭りが行われました。
今年は10回目を記念して、もと小濱の川面東(もと小濱東)と鴻池(もと小濱北)の 2台だんじりが里帰りしました。
123年ぶりの里帰りということで、当時のことを知る人はもういなくなってしまいましたが、 記録が残っているのか、詳しい説明もありました。
せっかくですので簡単に紹介します。

小濱には江戸中期から3台のだんじりがありました。 「摂津の5大祭り」と言われるほどでしたが、各町の対抗意識が強くけんか祭りとして有名でした。 明治14年、死傷者が出て、その保証金と保釈金のために小濱東のだんじりは川面東に525円で売却されました。 当時の家1件が100円でたったということですから、いかに高額であったかが分かります。 翌年には小濱北のだんじりが鴻池に売却され、残った小濱西のだんじりは大幕の「西」の文字をはずして、 3町仲良くとのことで巴のマークを入れました。 川面東の大幕は新調されていますが、先代から「東」の文字が入っており、 これは小濱の時からの名残です。



8 : 5 0 川面東だんじり蔵にて
小濱宿祭りに参加するため、出発です

蔵の中で出発を待つ川面東のだんじり

清荒神付近を行く川面東のだんじり

1 0 : 0 0 小濱宿祭り本部前にて
国府橋で3台のだんじりが集合し、本部前まで曳いてきました。

先頭は小濱

続いて鴻池

一発かました川面東

手前より小濱、鴻池、川面東

1 1 : 0 0 第1回パレード
3台のだんじりが時代風行列に続いてパレードを行いました。

3台で手打ちです

鴻池(右)の横を抜ける小濱

本部前で3台のだんじりが道いっぱいに並びました

記念撮影です(左から川面東、小濱、鴻池)

1 4 : 0 0 第2回パレード
昼からもう1回パレードを行いました。

時代風行列の後ろを行く川面東

桜並木を抜ける小濱

同じく鴻池

同じく川面東

1 6 : 0 0 国府橋にて
また会えることを祈ってお別れです

鴻池(左)、小濱(中)に見送られる川面東(手前)

123年前と違うのは皆の顔が笑顔だということ

1 6 : 3 0 川面にて
帰りも川面東についてきました

踏切をわたる川面東

無事蔵に帰ってきました



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